四十肩・五十肩は正式な名前ではありません。俗称です。
正式には肩関節周囲炎といいます。
なんで?四十肩・五十肩なのか?というと理由は単純、
四十代五十代の方に多い疾患なのでこの名前がつきました。
もちろん三十代の方も八十代の方でもなる方はいらっしゃるんです。
実はまだはっきりとした原因がわかっていませんが、
どうやら加齢によるところが原因ではないかと言われています。
じわじわ痛くなってきたり、ある日突然痛くなってきたり、
男女の差も利き腕かも関係なく、
自分の両親がなっていなくても自分だけなることもありますし、
両肩同時、何度も何度も繰り返しなる方もいらっしゃいます。
周りに経験者が多いことで「そんなものほっとけば治るよ!」という言葉を信じて
病院や治療院を受診されない方も多いです。
実はこの肩関節周囲炎、治し方を誤るととんでもないことになるんです。
肩関節は他の関節よりも痛み方が強いんです。
だから肩を動かすと大変痛みが走るので動かさなくなります。
そうすると動かさなくなった肩関節は硬くなり最終的には動かなくなる方もいます。
電車のつり革をつかめなくなる方もおりますので、
この四十肩・五十肩だけについては痛くても動かして
肩関節が動けるようにしながら治していかなくてはいけないんですね。
必要なことは痛みで硬くなった筋肉を緩めて痛みを取りながら
肩関節の動く範囲を広げていくことなんです。